アトピー性皮膚炎と普通の湿疹の違い

アトピー性皮膚炎の皮膚症状は、
湿疹や皮膚炎の症状そのものですが、
漆かぶれによる湿疹や皮膚炎とは全く異なります。

 

 

ウルシかぶれの特徴

 

ウルシかぶれの場合は、
ウルシアレルゲンが触れたことによって発症する外因性の皮膚疾患です。

 

左右おなじ部分に発疹がみられるようなことはありません。

 

 

アトピー性皮膚炎の特徴

 

アトピー性皮膚炎は、顔や屈側部に多いという特徴があります。
そして、左右おなじ部位に発疹が出現します。
このように左右対称に左右おなじ部位に発疹が現れることを
「左右体側性」といいますが、
この左右体側性は、アレルゲンが皮膚に付着したのではなく、
体の中から発疹が出現している、
つまり内因性であることを意味するものです。

 

そして、アトピー性皮膚炎では、
湿疹や皮膚炎の症状が良くなったかと思うと
また悪くなるなど、繰り返して起こります。

 

強い痒みも伴うので、
朝も昼も、特に夜は無意識に
体を引っかいている状態になってしまいます。

 

 

アトピー性皮膚炎の定義・診断基準

 

日本皮膚科学会から1994年に、
「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」が発表されています。

 

アトピーの診断で大切なことは、
「痒みがある」、「発症部位が特徴的」、「慢性・反復性に経過する」
という3点です。

 

この3点を満たす場合は、「アトピー性皮膚炎」と診断されます。

 

紛らわしい病気もあるので、皮膚科専門医のもと、
きっちり診断してもらうことが、治療のために必要です。

 

アトピー性皮膚炎は、アトピー素因を持っている人におきることが多いので、
アトピー性皮膚炎という名前がつけられています。

 

ですが、アトピー性皮膚炎は、湿疹や皮膚炎が主症状となる病気です。

 

つまり、アトピー素因がない場合でも、
アトピー性皮膚炎と診断されることがあります。

 

このようなことから、
アトピー素因があるかどうかは、
アトピー性皮膚炎の診断の際の主要項目ではなく、
「参考項目」に挙げられています。

 

また、アトピー背皮膚炎は、
他のアトピー疾患である喘息やアレルギー性鼻炎、
花粉症やアレルギー性結膜炎、蕁麻疹と深い関係があります。

 

アトピー性皮膚炎と喘息が合併している患者さんも多く、
そのうち、アトピー性皮膚炎が喘息よりも
先に発症していることが多いです。