アトピー性皮膚炎はよくある皮膚疾患

アトピー性皮膚炎はよくみかける疾患です。

 

生後一年くらいの赤ちゃんには、とても多いです。

 

症状に個人差がありますが、
通常は生後1ヶ月〜2ヶ月くらいから発疹がでますが、
一歳になるころまでに治ってしまう人がほとんどです。

 

ですが、中には良くならずに悪くなってしまったり、
症状を繰り返しながら大人になる人もいます。

 

また、乳幼児期にアトピー性皮膚炎と診断された人が、
思春期以降になってから再発することもあり、
成人になるにつれて重症化してしまうなど、
個人差がある疾患でもあります。

 

再発した場合は、なかなか治癒しませんし、
中学生〜成人の場合のアトピー性皮膚炎は、
顔に発疹が出やすく、とても強い痒みを伴うので
症状のコントロールがとても大切になります。

 

個人差があまりにもあるため、
全人口あたりの正確な頻度を求めることが難しい状況にあります。

 

しかし、年齢と共に、減少しているということは確かです。

 

ある調査によれば、アトピー性皮膚炎の患者の70%近くは、
小学校入学前に自然寛解しています。

 

また、小学校入学時に発疹があり、
アトピー性皮膚炎と診断された子どもの半数が、
卒業までに自然治癒したことも報告されています。

 

しかし、4歳から15歳の子どもの
アトピー性皮膚炎の頻度は徐々に増加しています。

海外でもアトピー性皮膚炎が問題に

今も昔も、アトピー性皮膚炎に悩む患者さんは多く、
その症状はとても問題で、いかにコントロールしていくかについては
今も昔も、大きな課題となっています。

 

また、アトピー性皮膚炎に悩んでいる人が多いのは
日本人だけではありません。

 

韓国やヨーロッパなどでも、アトピー性皮膚炎に悩む人が増えているのです。

アトピーは都会に多い

アトピー性皮膚炎の発症頻度は、
田園地域に比べると、都市部に多いことが分かり、
都会ほど、リスクが高いということいえます。

 

アトピー性皮膚炎は、
都市部についで多いのは郊外、田園地域では少ないです。

 

春の花粉症とアトピー性皮膚炎の関係がありそうな気がしますが、
この二つの関連性は見られず、
アトピー性皮膚炎の大きい要因となるのは、
花粉ではなく、ヒョウヒダニの影響が強いのだそうです。

 

田舎の環境と都市型の環境の違いは、
通気性の良い一軒家と密室性の高いマンションです。

 

通気性が悪く密封されたマンションのような住まいは、
アトピー性皮膚炎の大きなアレルゲンとなるリスクである
ヒョウヒダニが増殖しやすくなっています。

 

このヒョウヒダニの増殖しているところで
生活をするということが、
アトピー性皮膚炎の大きな原因となっているということです。

生活習慣や潔癖がアトピー性皮膚炎に影響!?

最近は、体を清潔にするという習慣があります。

 

そして、シャンプーやリンス、
ボディシャンプーやボディローションなど、
いろいろな洗浄剤を使用することが多いです。

 

しかし、自分や自分の子どもが使うそういった衛生用品の成分までを
しっかり確認して選ぶということが少なく、
テレビCMやママ友達等の口コミなどから得た情報で、
「これは香りも良いし、肌にもよさそうだ、
なんとなく良い感じ。」という感覚で、
なんとなく選んでいるという人も多いです。

 

ですが、なんとなく選んだものが、
とても肌に大きな負担となっている事も多いです。

 

また、感染症の管理が行き届き、
子どもが感染症によって重篤な後遺症になったり、
死亡したりするという例が少なくなりました。

 

これはとてもありがたくすばらしいことですが、
一方で、感染症が少なくなったことによる免疫機能の変異が影響し、
アレルギー性疾患が増えたといわれている部分もあります。

 

いずれも確固とした証拠ではありませんし、
アトピー性皮膚炎は、
いろいろな原因が絡み合い発症するものなので、
一概に、こういった生活習慣が良くないとか、
こういった商品は使うべきではないということはいうことができません。

 

しかし、自己免疫を高めることはとても大切ですし、
皮膚に負担がかかると思われることは避けたほうが良いですよね。